29日午後0時50分ごろ、高松市の高松港で、小豆島の池田港(香川県小豆島町)から到着した国際フェリー(同町)の第32こくさい丸(749トン)が岸壁に衝突した。高松海上保安部によると、乗客の40代女性が衝撃で船内の階段から落ち、頭などを打って10日間のけがをした。浸水や油の流出はなかったという。
同保安部によると、フェリーには乗客45人と船員5人が乗り、車両6台を積んでいた。高松港に着岸する際、船の右舷部分から岸壁にぶつかり、船体に数メートルにわたって穴があいた。黒島三智船長(53)は「クラッチの操作がうまくいかず、減速できなかった」と話しているという。
国際フェリーは取材に、電気系統の故障とみられると説明した。30日以降も代船を使って運航を続けるが、夕方の2便(午後5時10分池田港発、午後6時15分高松港発)を当面欠航させる。(添田樹紀)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル